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池上本門寺の秋祭り「宗祖第七百三十五遠忌報恩 お会式」 その3
2016.10.15寺院ニュース
こんばんは。今日はぽかぽか陽気で最高の秋の行楽日和でしたね。
この陽気に誘われオートバイに跨り近くをのんびり流しました。
宗祖第七百三十五遠忌報恩 お会式(その1・その2)続編です
いよいよ「宗祖第七百三十五遠忌報恩 お会式」最終編をお伝えします。
日蓮大聖人御入滅之霊場の入口から階段を下りていくと赤い円筒の建物「多宝塔」が目に入ってきます。
こちらは日蓮聖人を荼毘に付した場所と伝えられております。
土葬の時代だったと思いますが現代のように火葬をしたのですね。
どこかエキゾチックな「多宝塔」
私はこの建物を見て異国情緒な雰囲気を感じました。
円筒と四角の屋根の組み合わせそして屋根の内側の色使いが独特です。
大坊本行寺 「赤門」
入滅の霊場がある「大坊本行寺」に着きました。
この赤門をくぐった時に私は年越しの除夜の鐘に来たような錯覚をしました。その感じが写真からも伝わるでしょうか?
(この後に年越しじゃないですが温かいお蕎麦をいただきました)
提灯の灯りで幻想的な 「本堂」
日蓮宗本山・長崇山大坊本行寺は日蓮大聖人3大聖地のひとつとされています。
この先の左奥に「日蓮聖人ご入滅の霊場」があります。
ご入滅の霊場 「ご臨終の間」
こちらが日蓮聖人がご入滅になられたお部屋の跡に建てられたお堂です。
日蓮聖人がお寄り掛かりされていたとされる柱の一部が祀られております。私も柱に触れてお焼香もさせていただきました。
さあ夜になり 「万灯練り行列」が始まりました
日蓮聖人がご入滅されたとき庭先の桜が時ならぬ華を咲かせたという故事からお会式の万灯には紙で作った桜の花を飾ります。
この日も不思議と10月なのに「御会式桜」がほんの少し咲いていました。
そして万灯を先導するのは火消し衆が持つ纏です。纏が賑やかに舞い団扇太鼓と鉦と笛の軽快な音色と共に万灯が行列していきます。
毎年30万人もの人出がある 池上本門寺「お会式」
今回初めて参拝に伺った「日蓮宗大本山・池上本門寺 お会式」は私の想像を超えた日蓮宗のとても大きなお祭りでした。
特に日蓮聖人がお亡くなりになられた前日のお逮夜では報恩を捧げる万灯行列が全国各地の寺院から集まり夜遅くまで行進が続きます。
総門から祖師堂前までは少し長い階段なんですがなんと万灯も上がっていくのですよ。
日蓮宗休息山圓教寺・龍門義通ご住職さまにはとっても貴重なお話と楽しい時間をありがとうございました。