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葬儀の知識 お料理
2015.01.05お葬式の流れ
こんばんは。
今日はお料理についてです。
お葬式ではおおまかに2回お食事を召し上がります。
一つはお通夜での食事です。通夜振舞いやお清めの席ともいいます。
地域によって異なる場合もありますが、お通夜に参列して頂いた方へのお礼と故人さまへのご供養の意味があります。一般的に盛り合わせの大皿料理で出されます。これは人数の調整ができるメリットがあります。大和斎場では僧侶の読経終了後(閉式後)までお通夜の食事ができないルールとなっております。
料理の一番難しいところは注文する量です。足りないとさみしい印象が残りますし、あまり多く注文し過ぎるのも返品ができませんので無駄になります。追加もお寿司のみ可能ですが、追加オーダー後にお寿司が握られて配達されるので多少の時間を頂くことになります。料理が届く頃には参列者は既に帰ってしまっているかもしれません。万が一参列者分が不足した場合は親族分を先に参列者に出させていただき親族分は追加分で対応いたします。
お通夜の料理は遺族・親族の人数とお手伝いさんの人数、それと予想参列者のおよそ半分くらいはご用意してください。大和斎場では午後9時30分には食事の終了とさせていただきます。
お飲み物は両日ともに開栓分のみのご請求とさせていただきます。テーブル上の未開栓分はご返品できます。
もう一つの食事は告別式後に精進落としやお斎といわれる宴席です。肉や魚を断ち精進した中陰の期間に区切りをつける意味があります。最近では火葬中に大和斎場の待合室で食事をすることが多くなりました。
少し前までは火葬後に式場に戻り(もしくは寺院)初七日法要を行ない、その後料理屋さん(もしくは客殿)に移動して精進落としをしていました。現在では移動手段や時間の手間を考慮し火葬中の精進落としが主となりました。(但し寺院によっては上記を推奨している場合もございます。)
基本的に参列者は式場でお見送りして帰られますので精進落としには参加せずに、最後の拾骨まで参加する遺族・親族と宗教者のみが精進落としに参加します。おつきあいの深いご友人やお手伝いさんに参加して頂く場合もあります。追加の件ですが大和斎場で式場利用の場合は告別式開式1時間前まで可能です。逆に注文を減らすことは不可能です。
火葬中の精進落としの注文の量は、お通夜時に集まったご親族さまに「明日はご拾骨までおつきあいいただけますか?」とお伺いし(ご拾骨=精進落としも参加とカウント)精進落としの数をご確認してください。お通夜終了後に料理スタッフがご注文をお伺い致します。