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日蓮宗大本山・池上本門寺の「お会式」 参拝してきました その2
2017.10.14寺院ニュース
おはようございます。今日も冷たい雨ですね。
本日も昨日の続き「日蓮宗大本山・池上本門寺のお会式」をお伝えします。
【写真】夜になりいよいよ万灯行列が始まりました。 ちなみにお会式は3日間開催されますが万灯行列は命日の前夜のお逮夜(おたいや)にしか行われなませんので毎年10月12日は万灯行列の日です。
【写真】本殿で本師釈迦牟尼仏・四菩薩・祖師像に参拝した後は日蓮大聖人御入滅之霊場・大坊本行寺へ向かいます。
【写真】ここから続く提灯の明かり道のりは幻想的です。
【写真】多宝塔です。これが日蓮聖人がご入滅後にご尊骨を荼毘に伏した霊地です。文政13年(1830年)に建立され平成22年(2010年)に大修理が施され国の重要文化財に指定されました。
この当時の時代はまだ土葬が主流だったと思われますが日蓮聖人は現代のような火葬で荼毘に伏されたのですね。
【写真】大坊本行寺・本堂です。ご本尊は一塔両尊四士で大きな大曼荼羅本尊も掛けてありここでも参拝をさせていただきました。
こちらの左奥側に日蓮聖人が入滅したお部屋(霊場)「ご臨終の間」があります。日蓮聖人が寄りかかっていたとされる柱の部位が置かれ実際に手で触れることができます。
【写真】日蓮聖人がご入滅されたとき庭先の桜が時ならぬ華を咲かせ天地も大聖人のご入滅を悲しまれたという故事からお会式の万灯には紙で作った桜の花を飾ります。
境内には「御会式桜」があります。昨年と桜の位置が変わっており「ご臨終の間」のすぐそばに植えられていました。
【写真】じゃん。なんと10月なのに桜が咲いていましたよ。
遙か遠い昔の弘安5年(1282年)10月13日にも桜が咲いたのですね。
【写真】報恩を捧げる万灯の長い行列が続いていきます。これからもずっとお会式の歴史も続いていきます。
今年も日蓮宗大本山・池上本門寺お会式の登山に同行させていただき貴重な時間を過ごすことができました。
日蓮宗中本山圓教寺・龍門義通ご住職様に感謝申し上げます。ありがとうございました。