葬儀に纏わる情報をお届けししくらセレモニーの社長ブログ
葬儀の知識 旅支度
2015.01.11葬儀の知識
今日は納棺の際に行なう旅支度がテーマです。
旅支度は仏弟子になった証としての修行の衣のことで、遺族みなさまの手で整えます。
旅支度はご宗旨により異なりますが、基本的に浄土宗・日蓮宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・天台宗の宗旨で行ないます。浄土真宗と真宗大谷派は行ないません。
また旅支度をご希望されない場合はお好きな洋服を着ていただくこともできます。
最初に足袋から整えます。通常上半身より整えていく着物も葬送儀礼は非日常の儀式ですので、通常の逆より順番の足元から整えます。そして脚絆・手甲も整えます。
またその際の紐の結び方は結びきりでたて結びで行ないます。結びきりには道中ほどけないようにという意味ともう悲しいことは結びにするという意味もあります。