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日蓮宗大本山・池上本門寺の「お会式」 参拝してきました その1
2017.10.13寺院ニュース
こんにちは。朝から冷たい雨ですね。
昨日開催しました「第11回人形合同供養」のあとに日蓮宗大本山・池上本門寺のお会式へ登山(参拝)してまいりました。
昨年に続き今年も日蓮宗遠光院休息山圓教寺・龍門義通ご住職さまとご一緒させていただきました。
【写真】およそ30万人が訪れる池上の秋祭り「御會式」です。
【写真】万灯行列のコースと見学のコースはこのように分かれています。
お会式とは宗祖の命日の10月13日にあわせて行われる法要のことです。命日の前夜はお逮夜(おたいや)と呼ばれ各地から集まった信徒さんたちが万灯(まんどう)や提灯を掲げ纏(まとい)を振り団扇太鼓を叩きながらお題目を唱えながら行列して歩きます。
【写真】ところで万灯(まんどう)と纏(まとい)とは・・?
日蓮聖人が亡くなられた時に庭先の桜(御会式桜)が時ならぬ華を咲かせたという故事から万灯は紙で作った造花で灯明輝く宝塔を飾っています。
纏は山号の長榮山の榮の文字の火の部分にかけて江戸の火消し衆が折りに参拝したことからきています。
【写真】総門から長い階段を上ってくると山門が出てきます。最近は運動不足なせいか階段上るだけで若干息切れしました・・。
【写真】こちらが祖師堂です。祖師堂には開祖・日蓮聖人が祀られています。
昭和20年の空襲で焼失しましたが昭和39年に再建されました。高さ28メートルの鉄筋コンクリート造りです。
こちらで奉安されている日蓮聖人のご尊像の胎内には大聖人のご頂骨とご遺灰を納め左の御手には法華経の中心第六の巻を右の御手には母上の形見の髪の毛を中にしまって作った払子(ほっす)をお持ちになっています。
【写真】五重塔です。こちらは関東最古の五重塔で国の重要文化財に指定されています。高さは29.4メートルあります。
徳川二代将軍秀忠の乳母・岡部局が秀忠の病気平癒と武運長久を祈願して建立を発願し秀忠が征夷大将軍となった4年後の慶長13年(1608年)に完成しました。
【写真】松涛園(しょうとうえん)です。小堀遠州の造園による池泉回遊式の名園です。
こちらは明治元年4月に西郷隆盛と勝海舟が江戸城開城の会見をした歴史的貴重な場所として有名です。
なんと・・ライトアップの照明の色が切り替わります。
(その2へ続く)