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今日のししくらセレモニー 花祭り

2016.04.08寺院ニュース代表より今日のししくらセレモニー

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こんにちは。今日4月8日はお釈迦様の誕生日『花祭り』です。人形供養で大変お世話になっております日蓮宗休息山圓教寺さまでも花祭りの法要が行なわれます。

 

花祭りといえば『甘茶』ですね。
ここ圓教寺さまでは龍門義通ご住職さま自らアマチャヅルと甘露を煮込んで『甘茶』を作り法要に参加される方に振舞っております。

一年に一度しか飲めない貴重な『圓教寺オリジナルブレンド甘茶』を私もご馳走になりました。お茶の味はやわらかい甘みと後味がさっぱりとしておりとても美味しかったです。

ところでなぜ花祭りでは『甘茶』なんでしょう?

これはお釈迦様が生まれたときに甘い雨が降ったことからきています。

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 【圓教寺御堂】中に釈迦仏が右手は天を指し左手は地を指して立っています。

お釈迦様は生まれたときに『天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)』と言われたそうです。

 

この意味は私の上にも下にもほかに私はいない。私はただ1人の存在である。この世に個として存在する『我』より尊い存在はないということで人間の尊厳をあらわしています。

 

 

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 【御堂内釈迦仏】お釈迦様の誕生をお祝いして釈迦仏に柄杓で甘茶をそそいで拝みました。

これは先ほどもお伝えしましたとおり『お釈迦様が生まれたときに甘い雨が降ったこと』からきています。

 

 

 

 

 

 

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【いのちに合掌】こちらは花祭りの法要で配られる記念品のしおりです。80名もの多くの方が参加されます。

『いのちに合掌』は生きとし生けるものすべてが輝くようにあらゆる『いのち』を敬い感謝する気持ちをあらわした大切な言葉であり日蓮宗の合言葉でもあります。

しおりには『道しるべ』となる日蓮聖人のお言葉が記してあります。

 『花は根にかえり 真味は土にとどまる』
・・・花が咲くのは根のおかげ。その根も土から栄養をもらいます。私という存在があるのは親やご先祖さまという根と土があったからです。どうぞ、親やご先祖さま、お世話になった方々への報恩感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。(日蓮聖人御遺文・報恩抄)

 

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 【仏涅槃図】花祭りのお話に対義したお話しになりますが涅槃(ねはん)図はお釈迦様がお亡くなりになられた時のようすを絵画的に描いたものです。

涅槃とは一切の煩悩から解脱した不生不滅の高い境地にいかれたことをいいます。ちなみにお釈迦様の命日は2月15日です。(日蓮聖人の誕生日は2月15日です)

 

この絵は圓教寺さまから教えていただいたのですが先日のブログでご紹介しました『四華花(しかばな』についての補足です。

ブログでは『四華花の由来はお釈迦さまがお亡くなりになられたときに4本の沙羅双樹の花が悲しみで真っ白になったことからきております。』とお伝えしましたがこの絵をご覧下さい。実は沙羅双樹の木は8本ありました。

当社施行現場ではお釈迦さまの涅槃(ねはん)と同じく故人さまの涅槃を願い『四華花』を祭壇にお飾りしております。

 

 

 

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【圓教寺蔵の仏涅槃図】こちらは圓教寺さま収蔵の仏涅槃図です。釈迦入滅の2月15日の涅槃会で公開されます。(実物は210cm×110cmのサイズ)

 

この絵画の特徴は下の方に河が描かれているのがわかりますでしょうか?
お釈迦様は河のほとりで入滅されたそうです。
この絵には河に肴がいることから完成されている仏涅槃図とのことです。

圓教寺さまには花祭りの法要前のお忙しい中にお時間をいただきありがとうございました。『花祭り』と『甘茶』のつながり、『涅槃図』と『四華花』のつながりについてもとても勉強になりました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

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