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『新盆』 ご準備について

2016.08.10葬儀の知識寺院ニュース

こんばんは。夕立がありましたね。img073
明日は『山の日』で祝日ですね。気がついたら8月にも祝日ができたのですね。
『山の日』とは『山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する』という意味があるそうです。

いよいよお盆ですね。お盆には仏さまがご自宅に帰ってきますね。久しぶりに旧知の友に逢えた喜びで踊られた姿が『盆踊り』の始めと伝えられています。

 

当社の人形供養でいつもお世話になっております日蓮宗休息山圓教寺の龍門義通ご住職さまからいただきました『お盆の資料』を参考文献させていただき今日は『新盆』についてご紹介いたします。

img070『新盆』には白い提灯を飾りましょう

亡くなられた方が忌明け後(四十九日法要)に初めて迎えるお盆を『新盆』といいます。

新盆(8月お盆の場合)は昨年6月27日から本年6月26日までの仏さまです。

新盆には初めて家に戻ってくる仏さまが迷わないために白い提灯を用意します。この提灯は清浄無垢の白で故人さまの霊を迎える意味から白木でつくられた白紋天の提灯が一般的です。

清浄無垢(せいじょうむく)とは 清らかで汚れのなく心が清らかで仏教では煩悩のない澄んだ心の意味です。

 

【↑はせがわの提灯】弊社業務提携先のはせがわさんには数多くの提灯を取り揃えております。

 

ご自宅に『精霊棚』を飾りましょう

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食べて貰いたい・・故人さまの好物
豊かな心に成って貰いたい・・きれいなお花
聞こえなくても話がしたい・・つもる話に華を咲かせ

ご自宅に『精霊棚』をお飾りし香華燈燭・茶菓珍饈をお供えして仏さまをお迎えしましょう。

 

香華燈燭(こうげとうしょく)とは香りのよいもの・きれいなお花・蝋燭の灯りのことです。

茶菓珍饈(さかちんしゅう)とはお茶・お菓子・珍しい美味しい食べ物(故人さまの好物)のことです。

 

ご先祖さまの道案内となるよう灯明の代わりに棚の四隅や仏壇の両側に図①『笹竹』を立て上部に縄を張って『ほおずき』を飾ります。笹竹に張られた縄から内は「この中にご先祖さまが来られる」という結界を表します。

棚に図③『真菰(まこも)』を敷きます。真菰は聖なる草・癒しの草として扱われるものです。

その棚に図②『お供物』・図④『溝萩(みそはぎ)』・図⑤『水の子』・図⑥『キュウリの馬とナスの牛』・そうめん・お団子・故人の好きだった食べ物をお供えします。

図⑤『水の子』とはナスやキュウリを賽の目に切ったものと洗米を混ぜて蓮の葉の上に盛りつけたものです。これは百八つの煩悩にたとえられています。

そして灑水盤(蓮の葉)に入れてある水を図④『溝萩』に含ませて水の子に注ぎます。これは煩悩を鎮めるためだと言われております。

また先祖さまの乗り物として図⑥『キュウリで作った馬とナスで作った牛』があります。馬には少しでも早く帰ってきてもらいたい牛にはゆっくりとお帰り下さいという願いが込められています。

※追記H30.7.15※遠近(おんごんと読みます)(遠い方も近い方も時間を割いていただき)のお客さまをお迎えするように季節の野菜や果物・生花など新鮮なものをお供えして心を込めてご先祖さまをお迎えして供養しましょう。

 

『掛け袋』をご存知でしょうか?

img0450みなさまは『掛け袋』をご存じでしょうか?恥ずかしながら私は『掛け袋』のことを知りませんでした。

圓教寺さまに詳しく教えていただきました。

『掛け袋』とはお盆にお帰りなる支度のことで『新盆』では『新盆掛け袋』を家族が用意してお寺での『施食会法要』にお寺にお供えすることです。
(本年の圓教寺さまの『施食会法要』は8月7日に行われました)※追記H30.7.15※今年も8月7日に勤修(ごんしゅう)します。

 

 

img0710『掛け袋』の中身は・・

中身は何といいますと『扇子』・『お小遣い』・『ハンカチ』・『タオル』・『ちり紙』・『飲み物』・『白い布の袋(中にお米一升・袋の正面左側に施主名・中央に法名を記入)』・『履物(雪駄・・白もしくは黄色)』・『お供え物(故人に飲んで頂きたい飲み物・お酒類やジュース・故人が子どもならばオモチャや玩具・学生なら文房具など故人に持たせてあげたい物や渡したい物を新しい品物で準備します)』

 

【掛け袋】はせがわ相模大野店さんにて購入可能です。

 

 img075『施食会法要』ではみなさまでお寺の本堂にてお経を誦しお題目を唱え香を手向けてご回向をします。

 ご自身がご先祖さまを供養することにより廻り向かってご自身がご守護を頂けます。

 お棚経とは・・

仏さまはお寺での『施食会法要』が終わるとみなさまと一緒にご自宅へお帰りになります。仏さまがご自宅にお帰りになっている間にお寺さまに来ていただき『精霊棚』の前でお盆のご回向をしていただきましょう。

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